弁護士は家族の平和を守る

私の実家は、印刷業を営んでいます。家族経営で事業を営んでいました。工場は2つあり、1つの工場は、父が社長でもう1つの工場は叔父が工場長で事業を行っていました。
4年前叔父が、工場の利益を持ち逃げして行方をくらましてしまいました。父は、大きな損失を受け、叔父に対して取締役の責任を追求する損害賠償訴訟を起こしました。
私は、法学部を卒業し、司法試験をめざしていたこともあり、この案件は、私が弁護士に相談し訴訟を提起することになりました。
弁護士を探す際には、法テラスを利用しました。法テラスに紹介していただいた弁護士とアポイントメントをとり、相談しました。この相談が、私の弁護士に対する考え方を変えました。
これまで考えていた弁護士像は、事案を相談したら、すぐに結論を出して終わりかと思っていました。どちらかと言うと法律にしたがって処理するだけの血の通っていない人かと思いました。従って、弁護士に会うのもとても緊張しました。
しかし、実際は、そうではありませんでした。私の事案を担当してくれた弁護士は、非常に人情味ある人でした。私の相談内容について、一緒に考えていこうと言われたのです。法律を適用して、その通りにするのが一番手っ取り早いけど、それではお互いにしこり残るから、まずは、歩み寄れるところがないかどうか考えてみようと言われました。そして、相手方も弁護士を立てていて、まずは、和解が出来ないかどうか話し合いを行いました。相手方弁護士は、和解よりも訴訟で白黒をつけたほうが良いと考えていたようで訴訟を急いでいました。しかし、私の弁護士は、気持ちとして訴訟はいつでも出来るからまずは和解した方が良いと真剣に私たち一族の事を考えていたようで、私に代わって相手方を説得するから安心してと言われました。弁護士の方がそこまで家族の事を考えてくれていることに申し訳なくも思い、また感謝しました。結局私たちは、和解して、叔父の家とも少ししこりは有りますが、家族として付き合いをしています。
弁護士の方が親身になってくれたため、私たち家族の平和が保たれたのだと感謝しています。